旅行は計画するより、キャンセル・変更することの方が何倍も大変!
ヨーロッパに、新型コロナウイルスの大波が一気に押し寄せてきました。
こんなにあっという間に感染が広がるとは、いくらヨーロッパが陸続きとはいえ、想像を大きく超えました。
今日からドイツは周辺国との国境を封鎖しました。
こうなるとなし崩し的に、この国もあの国もという具合に国境を封鎖し始めたのです。
国境封鎖のあおりを受けてしまった私たちの旅行。
この記事は、旅行がキャンセルになった過程とその後の処理について書いていきます。
バルト2国とフィンランドへの旅行計画
3月に取れた夫の休暇中に、今年の1月からバルト2国とフィンランドへの旅行の計画していました。
その旅程が以下の通りです。
3月26日 Airbalticにて、リトアニアの首都リガ(Riga)へ
リガ市内のホテルに1泊(Booking.comで予約)
3月27日 Lux Busにて、エストニアの首都タリン(Tallin)へ
タリン市内のホテルにて2泊(Booking.comで予約)
3月29日 TallinkのFerryにて、フィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinki)へ
へルシンキ市内のホテルにて2泊(Hotel.comで予約)
3月31日 TallinkのFerryにて、船内1泊してタリンへ戻る。
4月 1日 Lux Busにてタリンからリガへ
リガ市内のホテルに1泊(Booking.comで予約)
4月 2日 Airbalticにて、リガからチューリッヒに戻る
Airbalticからのメールがすべての始まりだった
一昨日(3月14日)に、Airbalticから帰りのフライトの変更があり、チューリッヒーリガ間が一日1便になる、帰国便が変更になるというメールが来ました。
まあ、それでもまだ旅行には行けるでしょう!と、夫も私もタカを括っていました。
そして昨日(3月15日)に、Airbalticからまたメールが来て、スイスーリガ間のフライトは、今のところ3月16日から4月14日まで運航停止になるという内容でした。
スイスからリトアニアへ行く便が絶たれ、旅行へ行けなくなったことが確定しました。
このところ、毎日のようにWHOのサイト(https://www.who.int/)をチェックして、ヨーロッパでの新型コロナウイルスの感染状況を確認していました。
このまま旅行を決行しても、リスクが高いとは予想していました。
それでも夫と色々相談しながら旅行の計画を綿密に立てていましたし、夫もとても旅行へ行くのを楽しみにしていたので、私からはキャンセルした方がいいんじゃないとは言えませんでした。
旅行のキャンセル処理
航空会社の場合
Airbalticからのフライトキャンセルのメールを読んで、すぐにAirbalticのサイトを確認しました。
すると、バルト3国はそれぞれ国境を封鎖することになったことが分かりました。
また、サイトにはフライトの変更またはキャンセルについての説明が書かれていました。
フライトの変更ではなくて、キャンセルをするために、Airbalticに電話をかけました。
オペレーターに繋がるまでに、10分ぐらい待たされました。
やっと繋がると、キャンセルの場合は、手数料なしで指定の銀行口座に返金されるか、もしくはフライトの変更の場合は、もとの航空運賃に40ユーロがプラスされたバウチャーが発行されます。
バウチャーの利用条件は、バウチャー発行日から6カ月以内に、1年後までのフライトの予約ができるというものでした。
新型コロナウイルスが収まったら、必ず行きたいと思っていた国々なので、私たちはバウチャーを選びました。
ホテルの場合
航空券に続き、手配したBooking.comとHotel.comのサイトを見ました。
絶対行くと決めていた旅行だったので、Non-refundable(返金なし)のプランを予約していました。
自己都合のキャンセルであるならば納得できますが、このような不可抗力のキャンセルまで返金なしでは納得はいきません。
とりあえず、昨日はヨーロッパ各国が国境を封鎖している状況におけるキャンセルの扱いはどうなるのかとメールを投げかけました。
そして今日、サイトのカスタマーセンターからの返事を確認しようとしたら、このページはサーバーがダウンしているようで、見ることができませんでした。
ホテルに関しては、世界中での取扱数も膨大でしょうから、少し様子を見ることにします。
バスの場合
リガータリン間の往復のバスを予約していました。
片道それぞれ4時間の距離があるというのに、9ユーロととても安い運賃でした。
Lux Busに電話で連絡したところ、9ユーロはキャンペーン価格なので一切返金されないと言われました。
そのかわりに、日程の変更であれば手数料なしでできるという返答でした。
秋ぐらいには新型コロナウイルスが収まっていることを願って、秋頃の便を予約し直すことにしました。
フェリーの場合
タリンーヘルシンキ間の往復のフェリーをTallinkで予約しました。
今日Tallinkからメールが来て、Webサイトから補償フォームに入力すると3週間以内にバウチャーを送ってくるということでした。
そして、9月1日までに予約をすれば、今年末までの日程で旅行ができるとかかれていました。
こちらも返金ではなく、日程を変更することになります。
旅行のキャンセル・変更は大変!
航空会社、ホテル、バス、フェリーとそれぞれに連絡を取ることになり、もう大変!
今回学んだことは、旅行を計画するよりも、キャンセル・変更になった処理の方がずっと大変だということです。
予約はワンクリックで済みますが、キャンセル・変更はそうはいきません。
夫は、航空会社からの便がキャンセルになってから、ずっと『中国人め!中国人め!』と、失望と怒りをどこにも発散するでもなく、ブツブツ呟いています。
新型コロナウイルスで命を失ってしまった人もたくさんいます。
健康でさえいれば、またこれからも旅行することもできるんだから!と夫に言いました。
今回は残念な結果になりましたが、同じ思いをしている人は私たちだけではないです。
新型コロナウイルスの一日も早い終息を願って、また旅行の予定を練り直すことにします。
さて、夫の2週間の休暇をどう過ごすかが、私の頭が一番痛いところです。