アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

千切りピーラーは野菜の細切りを手早くできる便利なキッチングッズ

最近、キャロットラぺにハマり、欠かせない料理の一品になっています。

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キャロットラぺはフランスの家庭料理の定番で、ニンジンを千切りにしてドレッシングで和えたものです。

ニンジンは年間を通して安く手に入りますし、ラベを作り置きをして冷蔵庫に3~4日保存できるし、鮮やかなオレンジ色は料理に彩りを加え、料理の見た目が華やぎます。

我が家では、ニンジンラぺ単品で食べることよりも、レタスやルッコラといった緑の野菜の上に乗せて、サラダとして食べています。 

 

 ニンジンの栄養と効果

ニンジンと言えば、β-カロテンが豊富に含まれていまることが有名です。

β-カロテンは、活性酸素の抑制や除去に役立ち、強力な抗酸化作用が発揮され、アンチエイジング効果があります。

また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され皮膚や鼻、のどの粘膜を丈夫にし、正常に保つ働きがあり、細菌に対して免疫力を高めてくれるため、インフルエンザや風邪の予防に効果的です。

ニンジンは肌の乾燥や肌荒れなどの皮膚のかさつきを改善してくれる働きもあります。

また、日光などの紫外線を当たり発生した活性酸素を無効化する効能があり、メラニン色素を抑制することによりシミやそばかすの原因を防ぐ効果があります。

ということで、年間通してニンジンは是非摂りたい野菜ですね。

オリーブオイル系のドレッシングを使用した食べ方をすると、β-カロチンの摂取量が上がります。

 

キャロットラべのレシピ

私の王道のキャロットラべのレシピを紹介します。

オリーブオイル 大2

ホワイトビネガー 大4

砂糖 大1

塩 少々

黒コショウ 少々

これらをしっかりと混ぜ合わせておいて、千切りに切ったニンジンを入れて混ぜます。

それから30分以上寝かせておけば出来上がりです。

簡単で、おいしくて、栄養もたっぷりです。

 

 ラぺとは? 

ラぺとは、フランス語で千切りとか細切りを意味する言葉です。

以前から気が向くとキャロットラぺを作っており、ラぺをするのに包丁でせっせと千切りにしていました。

野菜を切るという作業は好きなので、面倒くさいとは特に思っていなかったのですが、2カ月ほど前にとても便利な道具を手に入れました。

ドイツ語ではSchäler、日本語だと千切りピーラーです。

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 日本では使っていなかったのですが、たまたまスイスの金物屋さんに行ったとき、実際に野菜を使って商品を試すことができたのでこのピーラーを使ってみたら、とても簡単に、さらに薄くきれいに千切りにできたので即購入しました。

その時からラぺを作る時には欠かせない道具になりました。

均一に細く千切りができるので、ドレッシングで和える際にもまんべんなくなじみます。

包丁を使っていた時の半分ぐらいの時間で、ニンジンを千切りにできます。

 

ロスティを作る時にも便利

スイスの伝統料理に、Rösti(ロスティ)というジャガイモ料理があります。

ロスティはじゃがいもを細長く切って、フライパンで焼く料理です。

フライパンにバターを入れて、ベーコン、玉ねぎ、チーズ等を細切りしたじゃがいもと一緒に焼きます。

焼くときに、

両面を12~15分ぐらい焼いて、表面が軽く焼き目がついてカリカリになったら出来上がりです。

ロスティを作る際のじゃがいもですが、生か茹でたものを使うかはじゃがいもの種類にもよります。

私の場合は、生で作る派です。

焼く前に、小麦粉や片栗粉のようなつなぎは入れないのですが、水でじゃがいもをさらしません。

今まではひっくり返すときに、形が崩れてうまくいきませんでした。

しかし、この千切りピーラーでじゃがいもを切ると、かなり均等に薄く切れるので、うまい具合にじゃがいもがくっついて、フライパンの円形のまま崩れることもなくできるようになりました。

ロスティは、じゃがいもを切ってフライパンで焼くだけのシンプルな料理なので、簡単に作れてお腹が満たせるので、じゃがいもを包丁で千切りにするのは手間がかかると思う方は、是非千切りピーラーで作ってみてください。

 

大根の刺身のつまにも便利!

刺身のつまといえば、大根ですね。

これを包丁だけで作るとなると大変です。

大根の皮を薄くかつらむきにしてから、重ねて千切りにしなくてはなりません。

この千切りピーラーがあれば、最初に大根の外側の皮を剥くだけで、かつらむきにする必要はありません。

まな板に大根を置いて、このピーラーを右から左、もしくは左から右に軽く動かせば、あっという間に刺身のつまの出来上がりです。

市販のパックで売っている刺身の下にひいてあるつまと、なんら遜色はない仕上がりです。

家で作るつまだったら新鮮なので、飾りとしてだけでなく刺身と一緒に食べたくなります。

 

今のところ、にんじん、じゃがいも、大根を細切りにすることを書いてきましたが、この他の野菜にも使えるかを探してみようと思っています。