口臭の強い女性は、男性の2倍!?
先日、私の定番はマウスウォッシュ(洗口液)『コンクールF』であると書きました。
今日たまたまNIKKEI STYLEで興味深い記事を見つけました。
なんと口臭の強い女性は男性の2倍であるという調査結果が出ているのです。
この結果は、私の固定観念を覆すものです。
これまで女性の歯周病による口臭が気になることはありませんでした。
それよりも男性の口臭に耐えられない経験ばかりでした。
日本で仕事をしていた時、50代後半の男性上司の秘書をしていました。
この上司はとても人柄が良く人に気遣いのできる方だったのですが、歯槽膿漏による口臭が強烈でした。
彼は小さな部屋を持って仕事をしていたので、入るたびに部屋に籠った口臭がひどかったのです。
部屋に入る時は意を決して必ず鼻呼吸ではなく、口呼吸をしていました。
この上司の家族は、何も口臭について言わないのか?といつも疑問に思っていました。
スイスにおける口臭事情
スイスでは喫煙率が下がっていると言われていますが、男女共に街でたばこを吸っている人を多く見かけます。
最近では駅構内および周辺での喫煙が禁止になっていますが、それでも関わらずタバコを吸っている人が多く見かけられます。
例えば、お店で店員の方の喫煙による口臭が気になることがありますが、スイスで歯周病による口臭が気になったことは一度もありません。
歯医者さんはほぼ自費で高額になるので、日本より歯周ケアが出来ているのではないかと推測します。
一方、日本で電車通勤をしていた時に、満員電車で口臭が強くてその場から逃げ出したくなることがしばしばありました。
女性ホルモンが歯周病を招いている!?
女性の方が口臭が強いのは、女性ホルモンが大きな要因だと記事に書かれています。
日本歯科大学付属病院の小川智久准教授は「歯周病の原因となる歯周病菌は女性ホルモンを好む」と話す。通常、女性ホルモンは血液中に分泌されるが、口のなかには例外的に歯と歯茎の間から体液と一緒にしみ出てくる。そのため女性は男性に比べて歯周病リスクが高くなる。
女性ホルモンが歯周病の原因になるとは知りませんでした。
更に、更年期の女性は気を付けなければならないと書かれています。
小川准教授は「ホルモンの分泌が盛んな思春期や妊娠中はもちろんだが、更年期の女性は特に注意すべき」と指摘する。骨密度の減少で歯茎を支えるあごの骨がもろくなり、歯茎と歯の隙間が広がって女性ホルモンがよりしみ出やすくなる。また更年期障害の症状のひとつである「ドライマウス」になると、口内をきれいに保つ働きを持つ唾液が減って臭いのもととなる細菌も増殖しやすくなる。
年齢的に、更年期ど真ん中にいる私です。
やはり口内で細菌を増やさないために、殺菌効果の高い成分が配合されている『コンクールF』でこれまで以上に念入りに口をゆすがなければいけないと思いました。
人の口臭を指摘できますか?
更にこの記事では、「気になる臭いは言葉で伝える」と書かれています。
一緒に働く人の口臭が気になる場合もあるだろう。日本産業カウンセラー協会(東京・港)の伊藤とく美執行理事は「伝えにくい話題ほどきちんと言葉にするべきだ」と話す。単刀直入には指摘しづらいため、仕事の成果や謝意など別の話題から始めるといい。「くさい」は相手を傷つけやすいので、より客観的に「口臭がする」と伝える。「歯周病など病気の可能性を心配する言葉を添えると相手は受け入れやすい」(伊藤さん)。
NGなのは単にジェスチャーや態度だけで伝えることだ。気になるからといって顔を背けたり、鼻をいじったりすると、別の意味に捉えられることも。職場内でトラブルにならないために、相手の気持ちを配慮しながら言葉にすることが重要だ。
どれだけの人が、人の口臭について指摘することできるでしょうか?
「クサい」と言うのは論外ですが、「口臭が気になる」と言い方を変えても私には言えません。
どんなに信頼関係があっても、親しくても無理です。
いくら相手のためだと思ったとしても、私には言えません。
私が言える相手は、夫であるヤミさんと自分の家族だけです。
ヤミさんには「もし私の口臭が気になったら、絶対言ってね。」と伝えています。
このブログを読んでくださっている方は、人の口臭を指摘できますか?