アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

クリスマスが近づくと増える寄付を募るダイレクトメールとそのおまけ

11月もあと少しで終わりに近づき、1か月もするとクリスマスがきます。

街はすでにクリスマスデコレーションに包まれています。

 

この時期になると、クリスマスが近いなと気づかされることが他にもあります。

それは家のポストに入ってくる寄付を募るダイレクトメール(以下、DM)です。

昨日もこのDMが入っていました。

 

これは『AIDS-HILFE SCHWEIZ』という団体が、AIDS患者をサポートのための寄付を募るDMです。

大きな赤いハートが描かれた封筒の中には、寄付への案内状、寄付するための振込用紙、そしてクリスマスカードとその封筒が3セット入っていました。

こんな可愛らしいイラストが描かれたクリスマスカードとその封筒が一緒に入っているなんて、とても気が利いていると思いませんか?

毎年、このようなクリスマスカードが入ったダイレクトメールを何通か受け取ります。

 

f:id:kapuk:20191124023336j:plain

 

これは、AIDS患者をサポートする団体のDMですが、他にも難民を支援する団体や貧困にあえぐ子供を支援する団体のDM等も入ってきます。

 クリスマスが近づくと寄付を募るDMの数が増えます。

 

こんなDMを受け取る度に思い出すことがあります。

 

日本で働いていた時の上司が言っていた言葉です。

僕はクリスマスが好きなんだ。だって、クリスマスは、人の気持ちをやさしくさせる時期だからね。

この言葉を聞いた時に、なんてロマンティストな人なんだと冷めた気持ちで聞いていたのですが、今ではあながち彼が言っていたことは間違いではないのかもしれないと思うようになりました。

 

日本は、人口の6%しかクリスチャンがいないにも関わらず、クリスマス時期になると、街のそこかしこがクリスマスで飾り付けられ、なんだか踊らされているなと思っていました。

今は、クリスチャンが約7割を占める国に住んでいるので、元上司が言っていたことがなんとなく理解できるようになりました。

 

本来の意味でのクリスマスプレゼントは、、人にやさしくしたり親切にすることで、イエスキリストに贈り物をしていることになると言われています。

 

このような背景から、この時期寄付を募るDMが増えるのは、マーケティング的には正しい!と確信しました。

 

ここで一つの疑問が!

日本では、なぜ毎年猛暑のさなかの8月にチャリティー番組の『24時間テレビ』を放送するのでしょうか?

猛暑も人の気持ちをやさしくさせる?、いや、それはないですね。