Tageskarte(1日乗車券)を使って、Domodossola(ドモドッソラ)→ Brig(ブリーク)へ
COOPというスーパーマーケットで、2020年1月20日~3月15日までの期間に利用できるTageskarte(1日乗車券)が売り出されていたので、かなり駆け足の日帰り旅行へ行ってきました。
Domodossola→Brigと移動したのですが、今回の記事は食べ物とカフェの記事が中心となります。
Tageskarteを利用しての旅行は、4カ月ぶりになります。
去年の10月にTageskarteでSt.GallenとSchaffauseへ日帰り旅をしました。
その時の記事がこれです。
Tageskarte(1日乗車券)とその使い方
Tageskarte(1日乗車券)は、細長い紙のカードのような切符です。
前回利用したSBB(スイス鉄道)で発売されていたTageskarteは2人で75CHFでしたが、今回は1枚が49CHFでした。
それでも普通で買うと1枚当たり75CHFもするので、35%引きです。
電車に乗る前に、ホームにある機械に入れると日時が打刻されます。
打刻された日時から、翌日の5時までが有効となります。
Tageskarte(1日乗車券)を使うと、一部を除くスイス国内の電車、バス、トラムが乗り放題になります。
スイス国内といっても、今回の最初の目的地はスイスとの国境にあるイタリアの街『Domodossola』まで、Tageskarteで行くことが出来ました。
Domodossola(ドモドッソラ)に行ったら食べるべきピザレストラン
これがDomodossola駅で、こじんまりとしています。
Domodossola(ドモドソラ)はスイスとの国境に位置するイタリアの街です。
ブリーク(スイス・ヴァレー州)とを結ぶシンプロン峠越えの交通路(鉄道のシンプロントトンネルなど)の、イタリア側の起点にあたる都市である。
ウィキペディア(Wikipedia)より引用
以前に、電車でスイスからヴェネチアを旅行する際に、Domodossolaで電車を乗り換えただけで、Domodosolaの街を訪れたことはありませんでした。
Domodossolaは、毎週土曜日の8時半から14時半まで市場が開かれていることが有名なので、訪れてみました。
Domodossolaの駅前通りです。
この日は、多くの人が土曜市でごった返していました。
この通りを真っすぐに進むと、多くのお店が開かれていました。
市場の始まりは、ベルトやかばんの店が並んでいました。
さらに進むと、靴、寝具、スマホアクセサリー、洋服等のお店がひしめき合っています。
しばらく市場を入ってから左の道を曲がると、チーズ、ソーセージ、ドライフルーツ等の食べ物のお店がありました。
食べ物のお店は、陽気なイタリア人が気前よく試食をさせてくれます。
試食ばかりしていると、それだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。
夫は、デザインが気に入って黒い本革の手袋を買いました。
始めに値段を20ユーロと言っていましたが、価格を交渉してみると15ユーロほどで購入することができました。
ここで買い物をすることがあれば、是非値段の交渉してみましょう。
食べ物は別として、全体的に売っている商品はクオリティーの高いものは期待しない方がいいです。
商品を売っているのは、アフリカ系やアジア系の人が多かったです。
市場の雰囲気を楽しむにはいいかもしれません。
というわけで、私的には市場は期待外れでしたが、とびっきりおいしいピザが食べられたので紹介したいと思います。
Domodossolaには多くのレストランがあります。
この日は天気が良かったので、多くの人がレストラン入口のテラス席でランチを取っていました。
どのレストランに入ろかと迷っていた時、たまたま小路を入ったところに見つけたのが、『Osteria Pizzeria Da Boh』でした。
Osteria Pizzeria Da Bohの情報
Via Benedetto del Ponte 7, 28845 Domodossola Italy
広場の中心から少し離れていて小路に入ったところにあるので、観光客らしき人は私たち以外見当たりませんでした。
私が注文したのはゴルゴンゾーラのピザ、夫はプロシュートのピザでした。
石窯で焼いた大きなピザでした。
1/4ぐらい食べたところで写真を撮るのを忘れていたのに気付き、あわてて撮ったので、少しブレた写真になってしまいました。
こんなに大きいピザなのに、どれも10ユーロ以下です。
これがスイスだと、倍近くの値段がしますし、味も多少劣ります。
やはりピザは、イタリアで食べるに限ります。
ピザを半分ぐらい食べると、もうお腹が一杯になってしまいましたが、夫も私もなんとか完食しました。
ちなみにこの日の夕食は、夕方になってもお腹が一向に減らなかったので、二人でスキップしました。
レストランを後にして、早々とBrig(ブリーク)へ向かいました。
Brig(ブリーク)で飲んだコーヒーがおいしかった
DomodossolaからBrigまでは、電車で約30分です。
車内には、買い物カートにいっぱい買い物を詰め込んだスイス人が目に付きました。
スイス人は、電車で30分かけても物価の安いイタリアで買い物をします。
Brigは小さい駅ですが、ヨーロッパの交差点と言われ、フランスやドイツ、そしてスイス国内の大都市とイタリア方面を結ぶ国際列車が頻繁に発着します。
これはBrigの駅前で撮った写真です。
駅を出ると広い通りがあり、お店が並んでいます。
Brigの駅に着いた時に、のども渇いていたのでどこかでお茶をしようということになり、駅前通り沿いのカフェに入りました。
私が注文したのは、カフェ・クレームです。
カフェ・クレームというと、コーヒーにミルクが入ったカフェオレを想像しますが、スイスでは、ブラックコーヒーのことです。
注文したカフェ・クレームは、ミルクがチョコレートのカップに入っていました。
まず、ミルクを入れてから、カップとなっていたチョコレートも一緒に入れてみました。
コーヒーの苦みと、チョコレートのかすかな甘みが足されとても美味しかったです。
これまで色々なところでカフェ・クレームを飲みましたが、こんな風にミルクがチョコレートのカップに入っていたのは初めてでした。
日本でも、このようにミルクをコーヒーと一緒に出しているところがあるのでしょうか?
家にお客様をもてなす機会があったら、こんな風にコーヒーを淹れたいと思いました。
まとめ
今回の日帰り旅行は、特に観光地に立ち寄ることもなく、街の雰囲気を楽しんだだけでしたが、とびっきりおいしいピザとコーヒーを食べたり飲むことができて満足でした。
一つ気になったのは、新型コロナウイルスが流行しているせいか、全くと言って電車でも街でも海外からの観光客、特に中国人やインド人等アジア地域の見かけませんでした。
スイスでもかなり新型コロナウイルスの影響を受けていることが伺えた旅でもありました。