アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

苦手なスイス流挨拶

スイスでは親しくなると、頬に3回キスをします。

厳密には『チュ、チュ、チュ』と音をたてて頬を3回合わせます。

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私は未だにこのスイス流挨拶に慣れません。

正直しなくていいなら、したくないぐらいです。

女性同士だったらまだいいのですが、男性とはできるだけ避けたいものです。

ヒゲが痛いというのもありますが、異性の友人とかなり接近することにも違和感があります。

私からこの挨拶をすることは皆無ですが、向こうからしてきたら避けるわけにはいかないのが悩みどころです。

とりあえずされるがままに、私も合わせます。

但し、一度男性からこの挨拶をしてきたら、次回は私の方から手を出して握手するようにしています。

 

この挨拶は、女性同士もしくは女性と男性で行いますが、男性同士はせずに握手します。

女性同士でもすごく親しい場合には、口に軽くキスをして挨拶します。

これを最初に見た時は、かなりカルチャーショックを受けました。

バスに乗ってる時に、一人の女性が降りる時に口で軽くキスしているのを思わずじっと見つめてしまいました。

 

それほど親しくない場合は、女性同士や男性とは握手をします。

握手をする習慣は、逆にとても好ましく感じています。

例えば、病院等で医師と会ったらまず握手をします。

このように軽くスキンシップをすることで、距離が縮まり、信頼に繋がっていくと感じています。

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ただ手を出してきて、力が全くといってこもっていないおざなりな握手をする人がたまにいます。

そんな時は、なんだかモヤモヤとした気持ちになってしまいます。

端的にいうと、置きに行く感じですね。

ヤミさんの友人にそういう人がいるので、『彼と握手すると、彼は全く力を入れていないんだけれど、ヤミさんと握手する時はどう?』とヤミさんに聞いたことがあります。

ヤミさん曰く、ヤミさんに対しても彼はちっとも力を入れないそうです。

私にだけかと思ったら、彼は誰に対してもそういう握手をするんだなと思いました。

おそらく彼は、無意識に力を入れないことが普通なのだと納得しました。

と同時に、こういう握手は相手にネガティブな印象を与えてしまいかねないので、残念なことだと思います。

彼との握手の経験から、私が握手する際は強すぎず弱すぎず力を入れて握手することを意識しています。