アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

ヨーグルトを日本では乳酸菌の種類で選び、スイスでは食感で選ぶ

スイスで売られているヨーグルトはとても美味しく、種類も豊富です。

ヨーグルトを日本では乳酸菌の種類で選んでいましたが、スイスでは食感で選んでいます。

今日は、日本とスイスのヨーグルトの特徴および違いについて書いていきます。

この記事を読み終えた時には、ヨーグルトが食べたくなるかもしれません。

 

  

日本のヨーグルトの特徴

joghurt

日本のヨーグルトは、乳酸菌と期待できる効果と効能を謳っているのが特徴です。

主なプレーンヨーグルトの製品とその乳酸菌は、ブルガリアヨーグルトのLB21乳酸菌、ナチュレ恵のガゼリ菌、ビヒダスのビフィズス菌、カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌等。

また、効果・効能をアピールしているヨーグルトとして、インフルエンザ・風邪予防や花粉症にはR-1、ピロリ菌にはLG21、プリン体にはPA-3等が挙げられます。

乳酸菌の種類は多種に渡っており、世界でもこれだけのありとあらゆる乳酸菌をヨーグルト商品にしている国は日本ぐらいでしょう。

さすが研究熱心な日本です。

 

スイスのヨーグルトの特徴

一方スイスのヨーグルトはというと、どんな乳酸菌が入っているヨーグルトなのか全く分かりません。

パッケージから分かることは、BIO製品なのか、乳脂肪分は何パーセント入っているのかということぐらいです。

しいて言えば、ヨーグルトの名称から好みの食感を選べことです。

 

ごく普通のBIOプレーンヨーグルト

bio-joghurt

このBIOヨーグルトは、私が最もよく食べているものです。

ちなみにBIOとは、日本でいうところのオーガニック(有機栽培由来)のことです。

BIOの規定として、乳牛は狭い檻には入れたりせずに、自然に近い状態で育てられています。

また、与えるエサも農薬や化学肥料等は使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたものとなります。

シンプルなプレーンヨーグルトですが、酸味がなく、ミルク本来のクリーミィな味わいがします。

乳脂肪分は4%です。

毎朝シリアルにかけて食べています。

価格は、500gで1.35CHF(約150円)

 

トルコヨーグルト『Hazal』

hazal-joghurt

ヨーグルトの本場はブルガリアと思われている人が多いと思いますが、実はトルコがヨーグルトの発祥の地なのです。

パッケージに書いてある『SÜZME』とは、水切りヨーグルトのことです。

水切りヨーグルトで日本でもよく知られているギリシャヨーグルトと同じぐ、硬めの食感です。

トルコヨーグルトとギリシャヨーグルトの違いはありません。

地理的に隣り合っているため、それぞれの名前が付けられています。

味わいはクリーミィーで濃厚です。

夫はトルコヨーグルトが大好きでこれしか食べません。

ただ、このトルコヨーグルトは、乳脂肪分が10%と高いのが気になります。

価格は、1㎏で4.75CHF(約530円)

 

アイルランドヨーグルト『Skyr』

skyr-joghurt

スイスに来て初めて知ったアイルランド発祥のスキールヨーグルトです。

これもトルコやギリシャヨーグルトと同様に、水切りヨーグルトです。

普通のヨーグルトの3~4倍の量の牛乳を使うため、高たんぱくで低脂肪という特徴があります。

スキールは厳密にはチーズの一種と言われているように、食感はトルコおよびギリシャヨーグルトよりも更に濃厚で堅いです

価格は、失念してしまったのですが、普通のヨーグルトよりも高いです。

こちらのヨーグルトは、『ALNATURA』というオーガニック食品を扱うドイツ資本のスーパーマーケットで売られています。

 

まとめ

joghurt-regal

Migrosというスーパーマーケットのヨーグルト売り場です。

この写真には入りきらないぐらいヨーグルトの種類があり、いかにスイスにはヨーグルトが豊富にあるかお分かりいただけたかと思います。

今回は、プレーンヨーグルトを紹介しましたが、フルーツ入り等さまざまなフレーバーのヨーグルトがあります。

ちなみに私のお気に入りは、イチジク入りのヨーグルトです。

 

スイスに移住してきた時は、全部制覇しよう!と意気込んでいたのですが、結局は自分の好みのヨーグルトをよく食べるというところに落ち着きました。

また、乳酸菌の種類がどうとか気にならないぐらい、スイスのヨーグルトはどれもこれも美味しいです。

今では、365日欠かさずにヨーグルトを食べる生活を送っています。