アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

1日3回のHug

今週のお題「元気の秘訣」

私の元気の秘訣は、夫との1日3回のHugです。

umarmung

夫と私は、知り合ってからかれこれ20年近くなります。

結婚したのは4年前です。

ですので、すっかり新婚を通り越しています。

トキメキなどは、ずっと前に置いてきてしまいました。

こんな私たちですが、今でも1日3回のHugは欠かしません。

 

1Hug目

朝食を食べ終わった後、私が席を立った時に、1Hug目をします。

朝の慌ただしい時にすぐに食器洗いをしたいと私は思うのですが、夫が

『Hug』

と言って、手を広げてきます。

一度、なぜこのタイミングなの?と、夫に尋ねたことがあります。

すると、夫は

『なぜ、ダメなの?ただ、Hugがしたいだけだよ』

と言われました。

未だに、なぜ夫が朝食後にHugしたいのか不明です。

とはいえ、私はお腹が満たされると同時に、心も満たされます

 

2Hug目

2Hug目は、夫が仕事に行く時です。

この時にいつも心の中で、『無事に帰ってきてね。』と呟いています。

 

3Hug目

3Hug目は、夫が帰宅した時です。

この時は、少し大袈裟ですが『また会えた』とほっとした気持ちになります。

 

Hugの効果

1日3回のHugは、ルーティーン化しているところもありますが、私は Hugすることによってエネルギーがチャージされている気になります。

Hugは、日本語で『抱きしめる』と訳されますが、私はどちらかというと『懐に入る』という方がしっくりきます。

心の壁がなく、信頼関係に基づいたつながりが持てるという、物理的でなく気持ちの解釈です。

どんな時でも躊躇なく人の胸に飛び込めるというのは、心の安定につながり幸福度が増します。

 

また、Hugすることによって、ストレス軽減により風邪予防にも効果があるという研究結果がいくつも報告されているのです。

 

米カーネギーメロン大学心理学部のシェルドン・コーエン教授率いる研究チームは、「ソーシャルサポートがストレスによる病気を防ぐ」という従来の仮説を実証するため、実験を行った。

ソーシャルサポートとは、心理学用語で、悩みを聞いてくれたり、気分転換に誘ってくれたりといった周囲の人々からの支援を指す。

研究チームは、他者とより親密な関係にあることを示すハグを、ソーシャルサポートの一例として検討した。

 調査は404人の健康な成人を対象に実施された。

ソーシャルサポートに関するアンケートに加え、2週間続けて電話インタビューを行い、対人問題が起きた頻度とハグされた回数を聞いた。

その後、参加者を風邪ウイルスにさらし、感染状態や病気の兆候を観察した。

その結果、ソーシャルサポートが対人ストレスに関連する感染リスクを減らすこと、ハグにも同様の効果があることがわかった。

また、感染した人のうち、対人問題を抱えているかどうかに関わらず、ハグされた回数が多い人や、ソーシャルサポートを受けているという認識が強い人ほど症状が軽い傾向にあった。

 

 2013年にウイーン医科大学が発表した研究報告によると、愛する人に抱きしめられると脳下垂体から「オキシトシン」というホルモンが分泌され、ストレスや不安の軽減だけでなく、血圧を下げたり、記憶力を高めたりする効果も見られたという。

 

2014年、米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが年老いたマウスにオキシトシンを注射したところ、筋肉の回復能力が再生したという研究結果が発表され、ハグにはアンチエイジング効果も期待されている。その結果、ハグされた回数が多い人などは風邪の症状が軽い傾向にあるということがわかりました。

 

Hugは、心の安定だけでなく、免疫力を高めたり、アンチエイジングにも効果があるとは、知りませんでした。

これらは欧米の研究結果ですが、日本人でも当てはまると思います。

Hug文化が定着していない日本ですが、心身ともにいいこと尽くなので、この時期風邪予防にマスクやうがいも大切ですが、親しい人とのHugもお勧めです。