アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

肉汁がジュージュー滴るお肉が食べたい!

今週のお題「いい肉」

 「いい肉」の定義とは?と言われれば、やはりブランド肉のA5ランクを真っ先に思い浮かべますが、ここスイスではそんな贅沢なことは言っていられません。

なぜならば、牛肉であれば赤身ばかり、豚肉では薄切りの三枚肉なんてものはなくブロック状のものや厚切りばかり、鶏肉は皮がついていないもも肉かパサパサのむね肉やささみばかりです。

さすがに、手羽肉は皮つきですが。。。

日本にいた時は、脂身や皮をできるだけ避けていましたが、今は脂身がしっかりとついた肉もしくは皮付きこそがおいしくていい肉だと遅まきながら認識させられました。

今まで脂身や皮を食べなかったなんて、なんてもったいないことをしていたことでしょう。

 

日本に帰国した時に食べたいものの一つは、なんといっても焼肉です。

網の上で、ジュージューと肉汁が滴るカルビやタンを食べる至福の時は、本当に贅沢だと今更ながら思います。

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また、ステーキの厚切りもいいですが、やはりお肉は薄切りこそが本来のお肉の味わいを感じられると思うのです。

 

ここスイスでは、夏にみんなこぞって屋外でバーベキューをします。

でも、もともと脂身のない肉を焼くのですから、出来上がりはいやに焦げ目がついたパサパサの肉になります。

バーベキューは、バーベキューをする過程を楽しむことはできますが、バーベキューで焼いたものを味わい楽しむことを期待してはいけないのです。

 

スイスでは、自国の農業を守るために、牛肉、豚肉、鶏肉、どれをとっても値段が高いです。

日本で比較的安価なひき肉や鶏肉のささみでも、スイスでは日本の倍、もしくはそれ以上の値段がします。

もう、特売の時にしか買う気になれません。

 

スイス人はどんなお肉をよく食べているかというと、いわゆる加工肉です。

ソーセージだったり、生ハムだったり、サラミ等です。

こういったものは塩気が多かったり、やはり新鮮さには欠けますし、あまり健康的ではないのでほとんど食べません。

 

日本のお肉は手ごろな値段で、脂身が程よくついていて、薄切り肉も豊富で、実にすばらしいと思います。

あ~、焼肉が食べたい!