アラフィフからのスイス暮らし

『NEVER TOO LATE』をいつも心の真ん中に置いて日々暮らしています。

ヘルペスには、キャスターオイル(ひまし油)が効きます

今日はLukasとのタンデムの日でした。

話していると、彼がおもむろにカバンから小さな透明の容器に入った薄いピンクのペースト状のものを下唇に塗りました。

なんだろうと思い、何を塗ったのかを訊いてみました。

私 「何を塗っているの?」

彼 「歯磨き粉だよ。」

下唇に歯磨き粉を塗るなんて、何かの間違いじゃないかと私は思ったので、

私 「なぜ唇に歯磨き粉を塗っているの?」

彼 「ここにできているヘルペスに塗っているんだよ」

私はびっくりして

私 「えええ!なぜヘルペスに歯磨き粉を塗るの?」

彼 「いつもヘルペスができると、歯磨き粉をつけて治すんだ。塗ると、痛みもなくなり、いつの間にかに治るんだよ」

 

歯磨き粉でヘルペスを治す!?

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歯磨き粉を塗って、ヘルペスが治すなんて初めて聞きました。

歯磨き粉に入っているミントの成分が、ヘルペスに沁みるんじゃないかと思いました。

彼は歯磨き粉でヘルペスが治ると言っていますが、私が思うに数日間塗り続けるのでただ単に免疫力が上がってきて自然に治癒するだけです。

彼の同僚も同じようにヘルペスを歯磨き粉で治すと言っていたので、どうやらスイスでは同様にヘルペスを治す人がいるらしいです。

ところ変われば治癒法もこんなに違うとは、久々のカルチャーショックでした。

 

私はキャスターオイル(ひまし油)で治します

私も時々ですが、疲れが溜まったり、ストレスが重なると免疫力が下がり、ヘルペスになることがあります。

ヘルペスができると、キャスターオイル(ひまし油)を寝る前にヘルペスが出来ているところに塗ります。

すると、次の日には痛みが治まり、赤みがだいぶ引いてきます。

2,3日同様にキャスターオイルを塗ると、いつの間にかに治っています。

私は、Lukasにキャスターオイルのことを話すと、

彼 「それって、下剤として使うんじゃないの?」

私 「キャスターオイルは、下剤にも使うことがあるけれど、例えば、やけどした時にもすぐにつけると、跡が残らずに治せるよ。」

と答えました。

 

キャスターオイルは万能で、傷を治したり、抗炎症作用があるので痛みを和らげてくれます。

また、ひどいドライアイだったときに、直接目に点眼していたこともあります。

これ以外にも色々な効能・効果があるので、家にキャスターオイルを常備しています。

 

ヘルペスは、病院でもらう処方箋薬が一番確かだと思います。

病院へ行く時間がない場合は、効く市販薬も何種類か薬局で販売しています。

薬剤師の知り合いは、保冷剤をヘルペスに当ててひたすら冷やすと言っていました。

 

ヘルペスにならないためには、日ごろから免疫力を高めておくのが一番です。

あまりストレスを掛けずに、睡眠を良く取ることで免疫力を上げましょう。

 

 

Glühwein(グリューワイン)を飲んで、心も体もほっこり

今日の天気は先週と打って変わり晴れて、気温は6度でした。

午後、夫のヤミさんと自転車で街へ出掛けました。

毎年この時期になると、広場や公園等に仮設のGlühwein(グリューワイン)が飲める屋台バーができます。

去年も行きましたが、今年もここ『Oscar Elch』でGlühweinを飲んできました。

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Glühwein(グリューワイン)とは?

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私は、スイスに来て初めてグリューワインを知りました。

ワイン好きの方はご存知かもしれませんが、グリューワインは温葡萄酒もしくはホットワインのことです。

ワインと香辛料などを温めて作るホット・カクテルの一種で、一般的には赤ワインで作られます。

作り方は、赤ワインにオレンジピールやシナモン、クローブなどの香辛料を加えて火にかけ温めて出来上がりです。

私は作ったことがありませんが、グリューワイン用のミックススパイスも市販されているので家でも簡単に作ることが出来ます。

スイスだけでなく、ドイツやフランス等のヨーロッパではクリスマスに欠かせない飲み物とされています。

ここでは、クリスマスモチーフのマグカップで提供されます。

グリューワイン5フラン+マグカップのデポジット5フランの計10フランを支払います。

飲み終わってからマグカップを返却すると5フランが返金されるしくみとなっています。

温かい飲み物なのでマグカップで飲むには丁度良いですし、マグカップを繰り返し使えるのでエコです。

 

寒いけれど、屋外で飲むにはぴったり

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外は寒いですが、マグカップにたっぷりと注がれたグリューワインを飲むと心も体もほっこりと温まります。

 赤ワインを温めているので、多少はアルコールが飛んでいますがそれでも心地よく酔うことができます。

周りを見回すと9割ぐらいの人がこのグリューワインを飲みながら、おしゃべりをして楽しんでいました。

 

日本だったら、甘酒をこんな風に屋外で楽しんでみたいと思いました。

 

 

 

 

 

クリスマスが近づくと増える寄付を募るダイレクトメールとそのおまけ

11月もあと少しで終わりに近づき、1か月もするとクリスマスがきます。

街はすでにクリスマスデコレーションに包まれています。

 

この時期になると、クリスマスが近いなと気づかされることが他にもあります。

それは家のポストに入ってくる寄付を募るダイレクトメール(以下、DM)です。

昨日もこのDMが入っていました。

 

これは『AIDS-HILFE SCHWEIZ』という団体が、AIDS患者をサポートのための寄付を募るDMです。

大きな赤いハートが描かれた封筒の中には、寄付への案内状、寄付するための振込用紙、そしてクリスマスカードとその封筒が3セット入っていました。

こんな可愛らしいイラストが描かれたクリスマスカードとその封筒が一緒に入っているなんて、とても気が利いていると思いませんか?

毎年、このようなクリスマスカードが入ったダイレクトメールを何通か受け取ります。

 

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これは、AIDS患者をサポートする団体のDMですが、他にも難民を支援する団体や貧困にあえぐ子供を支援する団体のDM等も入ってきます。

 クリスマスが近づくと寄付を募るDMの数が増えます。

 

こんなDMを受け取る度に思い出すことがあります。

 

日本で働いていた時の上司が言っていた言葉です。

僕はクリスマスが好きなんだ。だって、クリスマスは、人の気持ちをやさしくさせる時期だからね。

この言葉を聞いた時に、なんてロマンティストな人なんだと冷めた気持ちで聞いていたのですが、今ではあながち彼が言っていたことは間違いではないのかもしれないと思うようになりました。

 

日本は、人口の6%しかクリスチャンがいないにも関わらず、クリスマス時期になると、街のそこかしこがクリスマスで飾り付けられ、なんだか踊らされているなと思っていました。

今は、クリスチャンが約7割を占める国に住んでいるので、元上司が言っていたことがなんとなく理解できるようになりました。

 

本来の意味でのクリスマスプレゼントは、、人にやさしくしたり親切にすることで、イエスキリストに贈り物をしていることになると言われています。

 

このような背景から、この時期寄付を募るDMが増えるのは、マーケティング的には正しい!と確信しました。

 

ここで一つの疑問が!

日本では、なぜ毎年猛暑のさなかの8月にチャリティー番組の『24時間テレビ』を放送するのでしょうか?

猛暑も人の気持ちをやさしくさせる?、いや、それはないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丈夫すぎて捨て時が分からないスイスのポケットティッシュ

鼻をかんだ後にゴミ箱が近くになくて、取り敢えずポケットに入れたままで出し忘れて、洗濯してしまったことはありませんか?

洗濯したら衣服に張り付いてちりじりになったティッシュを見て、「やっちゃった!」という経験が私には何度かあります。

今日は、スイスで売っている最強のポケットティッシュを紹介したいと思います。

 

私はそもそも日本ではポケットティッシュを買ったことがありませんでした。

日本では広告の入ったポケットティッシュを街で配っているので、買う必要がなかったからです。

ポケットティッシュを買ったことがある人の方が、少ないと思います。

配っているポケットティッシュはどれでもいいわけではなく、紙の質のあまり良くないカラオケや出会い系の広告が入ったものは受け取りませんでした。

なぜなら、紙がゴワゴワしていて鼻をかむと肌が荒れてしまうからです。

紙が柔らかく質がいいのは、銀行等の金融系のものか、グレードの高いマンション分譲の広告が入ったものです。

 

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スイスでは、ポケットティッシュを購入しなければ手に入りません。

これは、4枚重ねで10枚入りです。

紙の質は、それほど柔らかくはありませんが硬くもないです。

特筆すべきは、ポケットティッシュでありながら4枚重ねだということです。

日本で売っているトイレットペーパーでも、3枚重ねまでです。

だから、このスイスのポケットティッシュはとにかく丈夫です。

どのくらい丈夫かというと、以前に洗濯する時にズボンのポケットをチェックするのを忘れて、洗ってしまったことがあります。

ズボンを干すときに、ポケットに何か入っているに気が付き取り出したところ、このポケットティッシュでした。

しかし、ちりじりに溶けてしまうこともなく、なんとしっかり原形を保ったままでした。

4枚重ね、恐るべしです。

これぞ最強のポケットティッシュです。

 

寒さによる水洟で一度使用したぐらいでは、捨てたりしません。

同じティッシュを何度も使う人が多いです。

その光景は、子供の頃よくおばあちゃんがハンカチで鼻をかんではポケットにしまっていたのを思い出させます。

子供心になんだかな~と思っていましたが、まさか自分も同じポケットティッシュを何度も使うようになるとは思いもよりませんでした。

 

スイスのポケットティッシュは丈夫で何度も使えるのでエコでいいのですが、一つ困ることがあります。

それは、丈夫すぎて一向に紙がへたらないので、捨て時が分からなくなることです。

 

 

 

夫婦としての成長

今週のお題「〇〇の成長」

夫婦3年目の私たち夫婦としての成長を感じる出来事がありました。
今朝、夫のヤミさんを怒らせてしまいました。
朝食後私が食器を洗い、ヤミさんが食器を拭いて食器棚にしまいます。
ヤミさんが食器の片づけをしている間に、私がフィルターにコーヒー豆をセットして、
ヤミさんがコーヒーを落とすのが私たちのモーニングルーティンです。
ヤミさんが作業している時に、私は昼食の準備をしておきたかったので、そばで必要なものを取り出していました。
すると、ヤミさんはプンと怒ってリビングルームへ行ってしまいました。
彼がキッチンで作業している時に、彼は導線の邪魔をされたくないのです。
前にも同じことで怒らせてしまったのですが、気持ちが急いていてすっかり忘れていました。

以前は私の方もこんな些細なことがなぜ怒る?と腹を立てていましたが、今ではまた地雷を踏んでしまったと思うぐらいで平常心でいられます。

その後、昼食の下ごしらえで玉ねぎみじん切りにしていたら、くしゃみが止まらなくなり鼻をすすっていました。
すると後ろからそろりとヤミさんが来たので、また何か言われるのではないかとビクリとしました。
彼は持ってきたティッシュペーパーで、そっと私の鼻を拭いてくれました。
私が「ありがとう」と言うと、彼は「自分がイヤだということはやらないでほしい」と言いました。

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夫婦として一緒に住み始めた頃は、ケンカするとその日は一日中お互い口を利かないということもよくありました。
そして夫婦3年目の今では、ケンカしても口を利かない時間が短くなりました
また、ケンカをしてもお互いの非を責めることはせず、自分がどうしてほしいのかということをお互いに言えるようになりました
すぐにお互いを許すことが出来るようになったのは、大きな成長だと思いました。
これからもケンカをするでしょうが、夫婦としての成長が続くと信じています。

静かなスイスの冬の日曜日

今日は、気温が2度で小雨が朝から降っています。

こんな日は、ただでさえ日曜日は静かなのに、外を歩いている人は誰もいません。

たまに車が通るぐらいです。

これは家の窓から撮った写真です。

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天気が良ければ、近所でも散歩している人をちらほら見かけますが、今日のように天気が良くないと外に全く人がいないので、まるでゴーストタウンのようです。

家の中にいても、周りは静かで物音さえも聞こえません。

スイスに住み始めた頃は、日曜日がこんなに静かで人々は何をしているんだろうかと本当に不思議でした。

 

住んでいる家からバスで15分ほどの駅に行くと、さすがに人が集まっています。

スイスでは、日曜日に駅にある店舗以外、デパートやスーパーを始めとするほとんどのお店が閉まっています。

消費者としては不便さを感じますが、サービス業に従事している人にとっては日曜日が仕事がお休みなのは、家族と一緒に過ごせる時間があって良いことだと思うようになりました。

 

戸建ての場合は分かりませんが、集合住宅に住んでいる私は、日曜日に音を立ててしまう掃除機をかけることもできませんし、洗濯もできません。

スイスでは、日曜日は静かに過ごす日となっているからです。

日本にいた時は、日曜日には街で出掛けてウインドウショッピングをしたり、外でランチをしたりと忙しく過ごしていました。

そして、人混みで疲れて帰ってきていました。

今では、家でゆっくりと静かに過ごす時間にも慣れてきました。

 

 

 

 

 

スイスは達者な高齢者が多い!

私が住んでいる集合住宅には、一人暮らしをしている80代の女性が何人もいます。

皆さんとても元気で、魅力的です。

エレベーターやエントランスで会うと、いつ見ても手入れされたヘアスタイルで、服装もきちんとしていておしゃれをしています。

 会うと明るい笑顔で挨拶をして、少しSmall Talkをします。

頭もクリアで、話題が尽きません。

最初の頃は、60代か、いっても70代の方々だと思っていました。

だんだん個人的なことも話すようになると、「私は83歳で、子供はスペインで暮らしているの」とか、「今日は私の81歳の誕生日で、息子家族がお祝いに来るから料理を用意しなくてはならないの」と、自分の年齢を臆せずる話してくれます。

年齢を聞くたびに、ちっとも80代には見えない!と驚いていました。

彼女たちは背筋がピンの伸びていて姿勢が良いのも、若く見える要因だと思います。

そういえば、スイスでは腰の曲がった高齢者をほとんど見かけません。

一言で表現するならば、スイスの高齢者は『達者』な人が多いです。

 

 達者とは

  1.  【名詞】学問・技芸などの道に熟達している人。達人。
  2.  【形容動詞】    
     ① 物事に慣れていて、巧みなさま。
     ② からだが丈夫で健康なさま。
     ③ うまく立ちまわって抜け目のないさま。したたかであるさま。
 出典:デジタル大辞泉
 
スイスの高齢者は、まさに②からだが丈夫で健康なさまを表現する形容動詞が似合います。
スイスも日本同様に、世界の中で長寿国です。
スイスに長く住んでいる知り合いに、どうしてスイスの高齢者はこんなにも元気なのかを聞いたことがあります。
スイス人は、若い頃からWanderung(ハイキング、徒歩旅行)をする人が多く、自然と足腰が鍛えているから、身体が丈夫であると教えてくれました。
一方、日本人は、心臓が強いので、足腰が不自由になったり、認知機能が低下しても長生きだということです。
スイスは、自然に囲まれて、身近にハイキングするには最適な国です。
日本は、住んでいる地域にもよりますが、お散歩はできても、少し体に負荷がかかるハイキングできるところは、あまり身近ではないと思います。
こんなところに、スイスと日本の違いを感じます。
 

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91歳でもフランス料理のフルコースをペロリ
 
先日、タンデムパートナーのAnneがお母さんの誕生日の話をしてくれました。
お母さんは91歳にして、一人暮らしをしています。
やはり高齢のお母さんの一人暮らしは心配なので、Anneは週に1度、電車で30分ほど離れたところに住んでいるお母さんに会いに行きます。
 
Anneはお母さんの91歳の誕生日に、フランス料理のランチに招待しました。
前菜から始まりメインコースのジビエ、そしてデザートまでの6品のフルコースを食べて、とてもおいしかったそうです。
私が、お母さんはすべての料理を食べられたのか聞いたら、なんとペロリとすべて平らげたと言うのです。
フランス料理なので、確かに一品一品の量はさほど多くないにせよ、全部食べられるとは凄いと思いました。
私の70代後半の母ですら、きっと全部は食べられないだろうと思いました。
生きることは、食べること』であり、『食べられることは、健康である』とつくづく思いました。
 
また、Anneが三年前のお母さんの誕生にはスマートフォンをプレゼントしたと言っていた。
87歳にしてスマートフォンデビューをして、Anneにお母さんは使いこなせているのかと訊きました。
すると、メッセージのやりとりもするし、スマホで読書をしたり、詩を書いたりすると言っていました。
いくつになっても、好奇心を持ち続け、新しいことを受けれてモノにしているお母さん、恐るべしです!
 
もちろんスイスにAltersheim(老人施設、老人ホーム)もたくさんあり、一人で暮らすことが困難な方もいらっしゃいますが、高齢でも元気に一人ぐらしをしている方達を見て、私も達者なおばあさんになりたいと思いました。

 

どうやって紙やページをめくりますか?

スイスに住み始めて間もない頃、あるスイス人の行動を見て驚いたことがあります。

スイス人は老若男女問わず、指を舐めて紙やページをめくります。

もちろん、日本でもこの光景を見たことがあります。

会社で年齢の高い男性は、書類をめくる時によく指を舐めていました。

それを見て、自分だけの書類ではないのに!と嫌悪感を感じていました。

 

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しばらくそんな光景から遠ざかっていましたが、スイスに来たら若いとか年齢が高いとか、男性だとか女性だとか関係なく指を舐めて紙をめくっているではありませんか!

確かにスイスを含めヨーロッパは空気が乾燥しているため、指に水分が失われてしまうのでそうせざる負えないのかもしれません。

今まで私は『指を舐めて紙をめくること』を恥ずかしい行為だと思っていました。

しかしここスイスでは当たり前のことだったのです。

そして、いつの間にかにスイスで指を舐めて紙をめくるという行為自体に、不思議と嫌悪感を感じなくなりました。

その理由は、スイスではみんながやっていることだから?空気が乾燥しているので、だ液から出る細菌が繁殖しそうにないから?等と考えを巡らせてみました。

 

そして私がたどり着いた結論は、習慣だからということでした。

例えば、日本人がやたらと頭を下げることを外国人の目には奇異に映ることと同じなのではないかと思うのです。

頭を下げることについては色々な状況と理由がありますが、結局のところ、人間関係を円滑に進めるための習慣です。

習慣とは、『その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。

 

つまり、指を舐めて紙やページをめくることは、癖ではなく習慣なのだと捉えるようになりました。

私もいつの日か、スイス人の習慣のように指を舐めて紙やページをめくるようになるのでしょうか?!

いや、今のところは嫌悪感ではなく、羞恥心から指を舐めることはないと思っています。

 

 

 

 

 

 

 




海綿スポンジは、冬のカサカサする乾燥から肌を守ってくれる強い味方です

冬のこの時期、空気がとても乾燥します。

昨年の冬までは、身体中が粉を吹いたようにカサカサと乾燥していました。

日本では、ナイロン製の硬めのボディタオルを使っていましたが、スイスでそれを使ったらたちまち肌が砂漠のようになってしまいます。

冬は汗もかきませんし、家に籠りがちなので、毎日シャワーを浴びる必要がないのかもしれません。

タンデムパートーナーのLukasは、なんと冬場は週に1回しかシャワーを浴びない猛者です。 

また、スイスに長くいる日本人の友人は、どうしても乾燥が気になるから2日に1度シャワーを浴びると言っていました。

それでも私は毎日シャワーを浴びたい派です。

ですので、なるべく柔らかいコットン素材のボティタオルを使っていましたが、相変わらず肌は粉ふきがひどかったです。

 

今年は、冬の乾燥から守ってくれる救世主を見つけました。

それは、3月にギリシャのアテネを旅行した際に購入した海綿スポンジです。

事前にアテネについて調べていたところ、ギリシャは天然の海綿スポンジの名産地であることが分かりました。

スポンジだから軽いし、自分のお土産として買ってこようと決めていました。

 

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実際に、街中にたくさん色々な大きさや形の海綿スポンジが売られていました。

天然海綿は人間の皮膚と同様のアミノ酸からできているので、サラックス等ナイロン製のボディタオルとは違って肌に負担をかけません。

だから肌にとても優しいです。

さらに表面の微細な孔のおかげで、なめらかできめ細かい泡が立ちます。

 

この海綿スポンジを使うようになり、全く粉吹きすることがなくなりました。

特に、脚の脛は冬に限らず年中乾燥で白くなっていたのに、肌がしっとりしています。

 粉吹くぐらい乾燥するならばボディクリームを塗ればいいのですが、もともとズボラな性格であることと、クリームを塗った後の多少のべたつきが嫌なのです。

 

すべてのものに永遠がないように、この海綿スポンジも使っているとだんだんヘタってきます。

小さい穴が大きな穴となり、形が少しずつ崩れてきてしまいます。

使用頻度にもよりますが、大体6カ月から1年ぐらいが寿命のようです。

とはいえ、冬場だけでもこの海綿スポンジを使うだけで、乾燥する悩みから解放されると思うと、期間限定の使用でもいいかもしれません。

 

ギリシャでは安く手に入りますが、スイスでも日本でも少し値段が高いのがネックです。

それでも乾燥対策には使ってみる価値があるものだと思いました。

 

子なし夫婦が観葉植物を育てている理由

私たち夫婦には子供がいません。

それでも2人で何かを育てていきたいと思っていました。

ペットを飼う選択肢は、私たちにはありませんでした。

なぜなら、私が動物が苦手だからです。

小さい頃から動物に接する機会もなく、私の両親も動物には興味がありませんでした。

一方のヤミさんはというと、テレビやネットでよく野生動物のドキュメンタリーを観ているので、私のように苦手というわけではないようです。

ただ、やはり動物を鑑賞するのと飼うことは別物みたいです。

 

そこで私たちが選んだものは、室内で育てる観葉植物でした。

その理由は、以下の3つです。

  1. 部屋がシンプルだけど、モノトーンで味気ない
  2. 観葉植物好きの母の影響
  3. 何か目に見えるもので、2人の関係を具現化してくれるものがほしい
 
1. 部屋がシンプルだけど、モノトーンで味気ない

出来るだけ部屋にモノを置きたくないし、シンプルな部屋で生活したいので、必要な家具だけを置いています。

ただ、部屋の壁も白いし、置いてある家具もほとんどが白いので、部屋全体がモノトーンでした。

シンプルなのはいいけれど、やはり温かみに欠けていました。

 

2. 観葉植物好きの母の影響

母が観葉植物が好きで、物心がつく頃から観葉植物が所せましとありました。

やはりこれも育った環境が影響しているのでしょうか、私も自分の家に観葉植物を取り入れたいと思いました。

きっと私の中で、観葉植物=家族の家 というイメージが植え付けられていたのでしょう。

 

3. 何か目に見えるもので、2人の関係を具現化してくれるものがほしい

今年になって観葉植物を育てるようになってから、さほど時間が経ってはいまいまません。

それでも、水をやったりや日当たり具合を調整したり、葉の状態を見ながら手入れをしていくうちに、少しずつ生育しています。

最初に見た時より、茎の背が高くなったり、青々とした葉っぱが新しく生え続けているのを見るたびに嬉しくなります。

生育していく観葉植物を見ると、私たち2人の関係もしっかり根を張り成長しているように思えてきます。

 

 カポック

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2人が気に入る観葉植物を見つけるまで、幾度となくお店を見に行きました。

そして、見た瞬間に即決したのは、カポックです。

正式名称は、属名の「シェフレラ」です。

葉っぱが手のひらをいっぱいに広げているような形をしています。

しっかりとした葉っぱが規則正しく伸びている佇まいが気に入りました。

カポックは温度や湿度、日当たりなどどんな環境にも負けない強くて元気な観葉植物です。

カポックをリビングルームに置いています。

のんびりした気持ちの時に見ると、よりリラックスした気分になれます。

気持ちが落ち込んだ時に見ると、私もがんばらなくてはと元気をもらえます。

最初に我が家に来た時より10cmは枝が伸びてきたので、折を見て大きな鉢に植え替えて、大きく育てていきたいと思っています。

ちなみに私のIDネームは、この植物から取りました。

名前の響きが可愛げがあり、なんといっても私もカポックのようにいつも元気で強くありたいという思いからです。

 

ドラセナ

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カポックがすくすく生育してくれているので、ベッドルームにも別の観葉植物を置こうということになりました。

ドラセナは葉先が尖っていて、鮮やかな明るいレモンライム色の葉が鮮やかです。

一鉢があるだけで、お部屋が一気に明るくなりました。

ドラセナを購入してから知ったのですが、『幸福の木』という名前でも知られています。

 

思い過ごしかもしれませんが、観葉植物を置くようになってあまりケンカをしなくなったような気がします。

ケンカをしたとしても、すぐに仲直りができるようになりました。

二人で育てている観葉植物に癒されていると同時に、観葉植物が私たちを育ててくれているような気にもなります。

 

ずっとずっと大切に育てていきたいと思っています。

 

 

 

 

ドイツで見つけたおいしくてノドによく効くのど飴 『Em-eukal』

のど飴といえば、日本ではローヤルゼリーとプロポリスが配合の龍角散のど飴

これは、日本でいつも持ち歩いていたのど飴です。

飽きることがなく、のどを潤してくれた鉄板ののど飴。

日本からスイスに持ってくるほどのお気に入りです。


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スイスといえば、ハーブキャンディで有名なRicola

このオリジナルの味だけでなく、色々な種類があります。

でも私はスイスにいながらほどんどRicolaは購入しません。

ハーブの味が強くて面白みがない味というか、あまり好きではありません。


先月ドイツへ旅行した際に、RossmannというドラックストアでEm-eukalというのど飴を見つけました。

レジで並んで待っていた時に、たまたま見つけたものです。

3種類の味があり、Honig(はちみつ)Pflaume Zimt(プラムとシナモン)、そしてSalbei(セージ)です。

私が購入したのは、HonigとPflaume Zimtです。

初めて買う飴は気に入るかどうかわからないし、のど飴だからもしかして薬っぽい味がするかもしれないと思いましたが、とにかく缶が可愛かったので購入してみました。

もし気に入らない味だとしても、他の飴を入れて机の上に置いくにも丁度いいと思いました。

完全にパケ買いでした。

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 実は歴史の長いのど飴でした

Em-eukalは、Dr. Carl Soldanが独自のレシピで作ったのど飴を1923年に発売したブランドです。

飴の一つ一つに細長い紙が巻き付けられています。

まさか、フォーチュンクッキーにあるようなおみくじ?かと思いましたが、調べてみました。

紙には『Nur echt mit der Fahnel®』と書かれており、”Fahnel(旗)が付いているものだけが本物”という意味です。

Em-eukalは、Dr. C.Soldanが炭鉱労働者の肺と気管支を保護するために作った飴で、汚れた手でも衛生的に中身の飴が取り出せるようにと開発されました。

飴の片方の結びを持ち、Fahnel(白い紙)を回しながら包み紙を剥がすと、直接飴に指を触れずに取り出すことができます

よく考えられて作られているなと感心しました。

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 Pflaume-Zimtの味

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Pflaume(プラム)とZimt(シナモン)が組み合わせはどんな味がするんだろうかととても興味がありました。

私は、プラムとシナモンも好きなのでどちらに転んでもいいかなと思っていました。

どちらの味が強く出ているということもなく、砂糖が入っていないのでプラムそのもののフルーティーさとほのかに感じるシナモンの味がして、絶妙な組み合わせでした。

 

Honigの味

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次はHonig(はちみつ)味を試してみました。

”gefüllt"と書かれているので、中にはちみつそのものが包まれています。

こちらも無糖で天然のはちみつが8%配合されており、口の中が小さくなっていくとトロりとしたはちみつそのものが入っていて、本当の蜜の味がしました。

これぞ本物ののど飴!と言えます。

こんなにおいしいと分かっていたら、もっと買えば良かったと思いました。

 

ドイツでは1つ、1.88ユーロでした。

手頃な価格でそれほどかさばらないし、街の至る所にあるドラックストアで売っているので手に入れやすいです。

ドイツへ旅行される際には、きっとお土産にも喜ばれると思います。

 

 

近所に対して騒音に細心の注意を払わなければいけないスイス

昨日の夜10時過ぎのこと、お隣のスリランカ人家族(父、母、男の子2人(15歳と9歳)の家から、言い争っている声や、何かを投げて壊れる音が突然聞こえました。

その時、夫のヤミさんは不在でした。

私はなんだか怖くなり、どうしていいものかと思案していましたが、ケンカも15分ほどしてやっと納まりました。

今まで、お隣の家からそんなケンカを聞いたことがないので驚きました。

ヤミさんに昨日の夜のことを話して、そんな時はどうしたらいいかと訊いてみました。

すると、「ヴェナカム、ヴェナカム」と隣に向かって叫んでみたら、きっとおかしな発音だから、怒りも笑いに変わってケンカも納まると言いました。

タミール語で「ヴェナカム」とはHelloというあいさつをする時に使う言葉らしいです。

スリランカ人が多く住むスイスでは耳にする言葉です。

当たり障りなく、こちらが迷惑しているとアピールするにはよいアイディアだと思いました。

今度またお隣さんがケンカしたら試してみます。

 

前置きが長くなりましたが、今日はスイスの賃貸集合住宅に住んでみて、日ごろ住みづらいと思っていることをお話しします。

 

 

夜の10時以降はすべてが静まる

夜10時以降は周りがすべて静まります。

木造住宅でもないのになぜそんなに音が響くのかと最初住み始めた頃は不思議に思っていたのですが、周りがしーんと静まるからなのです。

集合住宅に住んでいる私たちは、夜10時以降になると話し声を落として話します

話し声だけでなく、テレビのボリュームも下げます

たまに大きな音を立てるのはまだしも、音を立てることが続いてしまったらその家に住めなくなります。

夜うるさくする住人がいると、近所同士でウワサとなり管理人さんから不動産屋さんへ話がいき、立ち退きを言い渡されてしまいます。(賃貸住宅の場合です。)

実際、そういうケースを何件か見てきました。

日本で集合住宅に住んだ経験がないのですが、日本でも隣の家の話し声がうるさいとか、上の階に住んでいる人の足音が響くとかトラブルが少なくないと聞きます。

同じ屋根の下で暮らすもの同士は、やはりお互いに気を使わなくては、気持ちよく暮らせませんよね。

 

これは余談になるのですが、お隣のスリランカ家族はよく香辛料の強いカレーや魚料理を作ります。

窓を開けていると、調理中のにおいがぷぅ~んと漂ってきたり、外出する時にお隣さんと鉢合わせになると、ドアを開けたところから家の中に染みついた強い香辛料のにおいがします。

更に、彼らの直後に乗るエレベーターにも残り香が強くするので、直前に誰が乗っていたのかも分かってしまいます。

さすがに、お国柄によるにおいで立ち退きになったケースは聞いたことがありません。

 

10時以降はシャワーを浴びることができない

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今住んでいるところはそれほど厳しくないのですが、以前に住んでいたところは夜10時以降シャワーを浴びることができませんでした。

夜10時以降は水が出なくなるというわけではなく、シャワーの水が流れる音が下の階の家に響くからという理由でした。

日本ではいつでも自分が使いたい時にシャワーを使えていたので、びっくりしました。

私は夜シャワーを浴びたい派なので、夜10時になる前になんとかシャワーを浴びなければと大変でした。

その上、ドライヤーもかなりの音が出てしまうので、ドライヤーを掛ける時間までも考慮した上でシャワーを浴びなければなりません。

 

集合住宅によっては、夜10時以降はトイレも流さないと聞いたことがあります。

これも流水の音がしてしまうからです。

ここまで徹底すると、お互いの配慮の問題というよりも、窮屈に感じてしまいますね。

 

洗濯は週に1回

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分譲の集合住宅の場合は、各自洗濯機と乾燥機を持っています。

賃貸の集合住宅のほとんど場合は、洗濯部屋があり共同洗濯機を使用することになります。

洗濯部屋のドアにカレンダーがあり、自分の洗濯したい日に自分の名前を書き入れます。

洗濯する日の予約は早い者勝ちですし、みんなが洗濯をしたいので、洗濯できるのは週1回になってしまいます。

夫と2人暮らしなので毎日洗濯する量にはなりませんが、出来れば3日に1回は洗濯したいところです。

以前はなんと2週間に1回しか洗濯できませんでした。

その時は、さすがにつらかったです。

自分が洗濯したい時に、洗濯できない不便さがありますがだいぶ慣れてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルリン旅行ーベルリンの壁崩壊からの30年

ベルリン旅行を計画していた時は、初めてベルリンを訪れるという未知への好奇心、ベルリンには多くのの美術館があるのでアーティスティックな街であること、そしてベルリンの日本人美容室で髪を切ることを楽しみする等、完全に軽い観光気分でした。

 

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実際に旅行し見て回ったベルリンでの時間は、過去の歴史を辿り、ナチズムによる人々の悲惨な運命や、ベルリンの壁によって40年続いた東西の分断が引き起こした多くの悲劇にほとんど費やされました。

ベルリンを歩いていると、まるで過去にベルリンに住んでいた人々が、歴史に翻弄されたどうにもならない運命を嘆き悲しんでいるのが聞こえるようでした。

ベルリンは戦争で破壊された建物が生まれ変わり現代的な大都市ですが、そこに漂うFlair(雰囲気)はどうにも重苦しく感じました。

 30年前の今日、1989年11月9日はベルリンの壁が崩壊した日です。

テレビで人々がベルリンの壁を壊して歓喜している姿が今でも目に焼き付いています。

 

 ベルリン旅行から戻ってきて約1週間が経ちます。

ベルリンは観光気分ではなく、歴史と向き合う覚悟をしていなかなくてはいけなかったと思いました。

 

ベルリンにまた行きたいかと問われたら、イエスでもありノーでもあります。

行きたいと思う理由は、Pergamon Museum(ペルガモン博物館)を始めとする5つの美術館・博物館があるMuseuminsel(博物館島)Hamburger BahnhofーMuseum der Gegenwart(ハンブルガーバーンホフ現代美術館)等で、純粋に美術を楽しみたいからです。

行きたくないと思う理由は、前に書いたように、街のFlairが重苦しく感じたからです。

 

飛行機のトランジット以外でドイツを訪れたのはベルリンが初めてでした。

今度は、フランクフルト、デュッセルドルフ、ケルン等の西側の都市を訪れたいと思います。

 

千切りピーラーは野菜の細切りを手早くできる便利なキッチングッズ

最近、キャロットラぺにハマり、欠かせない料理の一品になっています。

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キャロットラぺはフランスの家庭料理の定番で、ニンジンを千切りにしてドレッシングで和えたものです。

ニンジンは年間を通して安く手に入りますし、ラベを作り置きをして冷蔵庫に3~4日保存できるし、鮮やかなオレンジ色は料理に彩りを加え、料理の見た目が華やぎます。

我が家では、ニンジンラぺ単品で食べることよりも、レタスやルッコラといった緑の野菜の上に乗せて、サラダとして食べています。 

 

 ニンジンの栄養と効果

ニンジンと言えば、β-カロテンが豊富に含まれていまることが有名です。

β-カロテンは、活性酸素の抑制や除去に役立ち、強力な抗酸化作用が発揮され、アンチエイジング効果があります。

また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され皮膚や鼻、のどの粘膜を丈夫にし、正常に保つ働きがあり、細菌に対して免疫力を高めてくれるため、インフルエンザや風邪の予防に効果的です。

ニンジンは肌の乾燥や肌荒れなどの皮膚のかさつきを改善してくれる働きもあります。

また、日光などの紫外線を当たり発生した活性酸素を無効化する効能があり、メラニン色素を抑制することによりシミやそばかすの原因を防ぐ効果があります。

ということで、年間通してニンジンは是非摂りたい野菜ですね。

オリーブオイル系のドレッシングを使用した食べ方をすると、β-カロチンの摂取量が上がります。

 

キャロットラべのレシピ

私の王道のキャロットラべのレシピを紹介します。

オリーブオイル 大2

ホワイトビネガー 大4

砂糖 大1

塩 少々

黒コショウ 少々

これらをしっかりと混ぜ合わせておいて、千切りに切ったニンジンを入れて混ぜます。

それから30分以上寝かせておけば出来上がりです。

簡単で、おいしくて、栄養もたっぷりです。

 

 ラぺとは? 

ラぺとは、フランス語で千切りとか細切りを意味する言葉です。

以前から気が向くとキャロットラぺを作っており、ラぺをするのに包丁でせっせと千切りにしていました。

野菜を切るという作業は好きなので、面倒くさいとは特に思っていなかったのですが、2カ月ほど前にとても便利な道具を手に入れました。

ドイツ語ではSchäler、日本語だと千切りピーラーです。

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 日本では使っていなかったのですが、たまたまスイスの金物屋さんに行ったとき、実際に野菜を使って商品を試すことができたのでこのピーラーを使ってみたら、とても簡単に、さらに薄くきれいに千切りにできたので即購入しました。

その時からラぺを作る時には欠かせない道具になりました。

均一に細く千切りができるので、ドレッシングで和える際にもまんべんなくなじみます。

包丁を使っていた時の半分ぐらいの時間で、ニンジンを千切りにできます。

 

ロスティを作る時にも便利

スイスの伝統料理に、Rösti(ロスティ)というジャガイモ料理があります。

ロスティはじゃがいもを細長く切って、フライパンで焼く料理です。

フライパンにバターを入れて、ベーコン、玉ねぎ、チーズ等を細切りしたじゃがいもと一緒に焼きます。

焼くときに、

両面を12~15分ぐらい焼いて、表面が軽く焼き目がついてカリカリになったら出来上がりです。

ロスティを作る際のじゃがいもですが、生か茹でたものを使うかはじゃがいもの種類にもよります。

私の場合は、生で作る派です。

焼く前に、小麦粉や片栗粉のようなつなぎは入れないのですが、水でじゃがいもをさらしません。

今まではひっくり返すときに、形が崩れてうまくいきませんでした。

しかし、この千切りピーラーでじゃがいもを切ると、かなり均等に薄く切れるので、うまい具合にじゃがいもがくっついて、フライパンの円形のまま崩れることもなくできるようになりました。

ロスティは、じゃがいもを切ってフライパンで焼くだけのシンプルな料理なので、簡単に作れてお腹が満たせるので、じゃがいもを包丁で千切りにするのは手間がかかると思う方は、是非千切りピーラーで作ってみてください。

 

大根の刺身のつまにも便利!

刺身のつまといえば、大根ですね。

これを包丁だけで作るとなると大変です。

大根の皮を薄くかつらむきにしてから、重ねて千切りにしなくてはなりません。

この千切りピーラーがあれば、最初に大根の外側の皮を剥くだけで、かつらむきにする必要はありません。

まな板に大根を置いて、このピーラーを右から左、もしくは左から右に軽く動かせば、あっという間に刺身のつまの出来上がりです。

市販のパックで売っている刺身の下にひいてあるつまと、なんら遜色はない仕上がりです。

家で作るつまだったら新鮮なので、飾りとしてだけでなく刺身と一緒に食べたくなります。

 

今のところ、にんじん、じゃがいも、大根を細切りにすることを書いてきましたが、この他の野菜にも使えるかを探してみようと思っています。

 

口臭の強い女性は、男性の2倍!?

先日、私の定番はマウスウォッシュ(洗口液)『コンクールF』であると書きました。

 

www.kapuk0909.com

今日たまたまNIKKEI STYLEで興味深い記事を見つけました。

なんと口臭の強い女性は男性の2倍であるという調査結果が出ているのです。

 

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 この結果は、私の固定観念を覆すものです。

これまで女性の歯周病による口臭が気になることはありませんでした。

それよりも男性の口臭に耐えられない経験ばかりでした。

日本で仕事をしていた時、50代後半の男性上司の秘書をしていました。

この上司はとても人柄が良く人に気遣いのできる方だったのですが、歯槽膿漏による口臭が強烈でした。

彼は小さな部屋を持って仕事をしていたので、入るたびに部屋に籠った口臭がひどかったのです。

部屋に入る時は意を決して必ず鼻呼吸ではなく、口呼吸をしていました。

この上司の家族は、何も口臭について言わないのか?といつも疑問に思っていました。

 

スイスにおける口臭事情

スイスでは喫煙率が下がっていると言われていますが、男女共に街でたばこを吸っている人を多く見かけます。

最近では駅構内および周辺での喫煙が禁止になっていますが、それでも関わらずタバコを吸っている人が多く見かけられます。 

例えば、お店で店員の方の喫煙による口臭が気になることがありますが、スイスで歯周病による口臭が気になったことは一度もありません。

歯医者さんはほぼ自費で高額になるので、日本より歯周ケアが出来ているのではないかと推測します。

一方、日本で電車通勤をしていた時に、満員電車で口臭が強くてその場から逃げ出したくなることがしばしばありました。

 

女性ホルモンが歯周病を招いている!? 

女性の方が口臭が強いのは、女性ホルモンが大きな要因だと記事に書かれています。

 日本歯科大学付属病院の小川智久准教授は「歯周病の原因となる歯周病菌は女性ホルモンを好む」と話す。通常、女性ホルモンは血液中に分泌されるが、口のなかには例外的に歯と歯茎の間から体液と一緒にしみ出てくる。そのため女性は男性に比べて歯周病リスクが高くなる。

 女性ホルモンが歯周病の原因になるとは知りませんでした。

更に、更年期の女性は気を付けなければならないと書かれています。

小川准教授は「ホルモンの分泌が盛んな思春期や妊娠中はもちろんだが、更年期の女性は特に注意すべき」と指摘する。骨密度の減少で歯茎を支えるあごの骨がもろくなり、歯茎と歯の隙間が広がって女性ホルモンがよりしみ出やすくなる。また更年期障害の症状のひとつである「ドライマウス」になると、口内をきれいに保つ働きを持つ唾液が減って臭いのもととなる細菌も増殖しやすくなる。

 年齢的に、更年期ど真ん中にいる私です。

 

やはり口内で細菌を増やさないために、殺菌効果の高い成分が配合されている『コンクールF』でこれまで以上に念入りに口をゆすがなければいけないと思いました。

 

人の口臭を指摘できますか?

更にこの記事では、「気になる臭いは言葉で伝える」と書かれています。

一緒に働く人の口臭が気になる場合もあるだろう。日本産業カウンセラー協会(東京・港)の伊藤とく美執行理事は「伝えにくい話題ほどきちんと言葉にするべきだ」と話す。単刀直入には指摘しづらいため、仕事の成果や謝意など別の話題から始めるといい。「くさい」は相手を傷つけやすいので、より客観的に「口臭がする」と伝える。「歯周病など病気の可能性を心配する言葉を添えると相手は受け入れやすい」(伊藤さん)。
NGなのは単にジェスチャーや態度だけで伝えることだ。気になるからといって顔を背けたり、鼻をいじったりすると、別の意味に捉えられることも。職場内でトラブルにならないために、相手の気持ちを配慮しながら言葉にすることが重要だ。

 

 どれだけの人が、人の口臭について指摘することできるでしょうか?

「クサい」と言うのは論外ですが、「口臭が気になる」と言い方を変えても私には言えません。

どんなに信頼関係があっても、親しくても無理です。

いくら相手のためだと思ったとしても、私には言えません。

私が言える相手は、夫であるヤミさんと自分の家族だけです。

ヤミさんには「もし私の口臭が気になったら、絶対言ってね。」と伝えています。

 

このブログを読んでくださっている方は、人の口臭を指摘できますか?

 

style.nikkei.com